司法書士
吉原有規
司法書士吉原合同事務所代表。
モットーは「納得できる相続を増やす」こと。相続専門の司法書士として、誰に相談したらよいかわからない悩みを丁寧にお聞きし、一緒にベストな解決策を考えることで、「納得の相続」を増やしていくことを目指している。
趣味は旅行とグルメ。自分の直感で選ぶと大体失敗することから、旅の前には情報を徹底的に調べ、実際に行った人の声や情報を参考にしながら評価が高いところを巡っている。
[生前対策]
遺言書を作らないとどうなるのか、実際のトラブル事例をもとに解説します。不動産の共有や家族間の対立など、よくある相続トラブルとその回避方法を分かりやすくまとめました。
目次
「うちは兄弟仲がいいから大丈夫」
「揉めるほど財産もないし関係ない」
この考えが、一番トラブルを生みます。
実際の現場では、
“普通の家庭ほど揉める”というのが正直なところです。
遺言書がない状態で相続が発生すると、
法律で決められた割合に従って分けるしかありません。
しかし現実は、そんなに単純ではありません。
現金と違い、不動産は簡単に分けられません。
・誰が住むのか
・売るのか
・いくらで評価するのか
これだけで話が止まります。
結果として
「とりあえず共有」→数年後に大揉め
このパターンが非常に多いです。
相続は「全員の合意」が必要です。
1人でも反対すれば、手続きは止まります。
・連絡が取れない
・意見が合わない
・そもそも話し合いに参加しない
こうなると、数ヶ月〜年単位で止まります。
お金の話になると、関係は簡単に崩れます。
・「介護したのは自分」
・「兄だから多くもらうべき」
・「何もしてないのに平等はおかしい」
最初は小さなズレでも、
最終的には関係が壊れるレベルまで悪化します。
千葉県内でもよくあるケースです。
兄が実家に居住
弟は売却希望
妹は関与せず放置
この状態で話し合いが進まず、
約6ヶ月間、何も決まらず停滞
最終的には売却することになりましたが、
その間に買い手が離れ、価格も下がりました。
むしろ逆です。
財産が多い場合は分けやすいですが、
中途半端な金額や不動産1つの場合は調整が難しい。
・実家だけ
・現金が少ない
・評価が分かれる
こういうケースほど揉めます。
遺言書があるだけで、
・分け方が明確になる
・話し合いが不要になる
・感情論が入りにくくなる
つまり
「揉める余地そのものを消す」ことができます。
遺言書だけ作っても不十分なケースがあります。
・未登記建物がある
・境界が確定していない
・名義が古いまま
こういった状態だと、
「遺言があっても動かせない」という事態になります。
制度だけでなく、
不動産の状態整理も同時に行う必要があります。
千葉市・船橋市・市川市などでは、
・持ち家+土地
・相続人が県外在住
・実家が空き家化
このパターンが多く、
放置期間が長いほどトラブルが大きくなります。
むしろ必要です。
仲がいいからこそ、後から揉めたくないという相談がほとんどです。
ほぼ防げます。
ただし内容が不十分だと争いになるケースもあります。
相続は、
・事前に決めておくか
・亡くなった後に揉めるか
このどちらかしかありません。
「そのうちやろう」と思っている間に、
判断能力の問題やタイミングを逃すケースが非常に多いです。
吉原合同事務所では、
・遺言書の作成
・家族信託との使い分け
・不動産の整理
をまとめて対応しています。
昨年も複数のケースで、
遺言書を作成することで相続時のトラブルを未然に防いでいます。
「うちは大丈夫」と思っている今の段階で、
一度整理しておくことが一番確実な対策です。
ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問合せください。
専門スタッフが丁寧に対応いたします。
対応地域
千葉市を中心とした千葉県全域