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[相続発生後の手続き]

亡くなった親のクレジットカードはどうする?残債・ポイント・引き落としの確認と手続きの進め方

  • 投稿:2026年05月14日
亡くなった親のクレジットカードはどうする?残債・ポイント・引き落としの確認と手続きの進め方

親が亡くなったあとに見つかったクレジットカードについて、解約前に確認すべきポイントを解説します。自動引き落とし、ポイント失効、リボ払いやキャッシングなどの残債確認、相続放棄との関係まで、相続人が進めるべき手順をわかりやすく整理します。

親が亡くなった。財布にクレジットカードが何枚かある

  • 親が亡くなって、財布や引き出しからクレジットカードが出てきた
  • 引き落としがまだ続いているかもしれない
  • ポイントが貯まっていたが、解約したら消えてしまうのか
  • リボ払いやキャッシングが残っていたらどうなるのか

こうした確認をしないまま放置すると、年会費やサブスクの支払いが続いたり、残っていたポイントを使えないまま失効してしまったりすることがあります。実際に相談でもよくある部分です。

この記事では、亡くなった方のクレジットカードについて、相続人が確認すべき順番を整理します。

まず結論:この順番で進めればOK

亡くなった方のクレジットカードについて、カード確認・引き落とし確認・ポイント確認・残債確認・解約手続きの5ステップを示した図

クレジットカードの手続きは、次の順番で進めると漏れが出にくいです。

  1. カードの枚数を把握する
  2. 自動引き落としの内容を確認する
  3. ポイント残高と利用可否を確認する
  4. 残債(借金)の有無を確認する
  5. カード会社に連絡して解約する

この順番を間違えると、「ポイントが消えた」「支払いだけ残った」といった問題につながります。

相続手続き全体の進め方に不安がある方へ

クレジットカードの解約自体は、ご家族で進められることが多い手続きです。

ただし、残債がある場合や、預金・不動産・相続放棄の判断が関係する場合は、先に相続手続き全体の流れを整理しておくと安心です。

「何から確認すればよいか分からない」という段階でもご相談いただけます。

 相続手続きの進め方を相談する

大前提:亡くなった方のカードは家族でも使えません

まず最初に確認しておくべきことです。

亡くなった方のクレジットカードは、家族であっても使用できません。 多くのカードでは、会員本人が亡くなるとカードを利用できなくなります。気づかずに使用してしまうとトラブルになる可能性があります。カードが見つかったら、使わずにカード会社への連絡を進めてください。

STEP 1|カードの枚数と自動引き落としを把握する

最初にすべきことは、何枚カードがあるかを把握することです。

財布の中だけでなく、以下を確認してください。

  • 財布・引き出しの中のカード
  • 通帳・銀行明細の引き落とし履歴
  • メールの利用明細通知
  • 郵便物のカード会社からの請求書
  • スマホの決済アプリ(電子マネー・ネット専用カードの場合も)

カードが見つかったら、そのカードで何が自動引き落とされているかも確認します。

自動引き落としの例

  • 公共料金(電気・ガス・水道)
  • 携帯電話料金
  • サブスクリプション(動画配信・音楽・新聞など)
  • 保険料
  • その他の定期支払い

解約手続きをしないままにしていると、カード会社に請求が上がり続ける場合があります。ただし、カードを止めると支払いができなくなるサービスもあるため、事前に支払い方法の変更が必要です。

STEP 2|ポイントは解約前に必ず確認する

ここが一番の落とし穴です。

クレジットカードを解約すると、ポイントが失効するケースが少なくありません。 実際に「解約してしまったらポイントが消えてしまった。使ってから解約すればよかった」というご相談があります。

ポイントの扱いはカード会社・サービスの種類・会員規約によって異なるため、解約前に必ず各社に確認することが重要です。

ポイントの確認手順

  1. カード会社に連絡し、ポイント残高を確認する
  2. 使えるか・他のサービスに移行できるか・失効するかを確認する
  3. 利用または交換してから解約手続きを進める

なお、家族が代わりに問い合わせる場合は、死亡の事実が分かる書類や相続人であることの確認を求められることがあります。

STEP 3|残債の確認:リボ・キャッシングに注意

リボ払い・分割払い・キャッシング、年会費、サブスクや定期支払いなど、クレジットカード解約前に注意したいポイントをまとめた画像

クレジットカードには、次のような残債が残っていることがあります。

  • リボ払い
  • 分割払い
  • キャッシング

注意が必要なのは、残債が通帳の引き落とし履歴だけでは分かりにくいことです。 毎月少額の引き落としが続いていても、実際には大きな残高が残っているケースがあります。

残債の確認方法はこうです。

  • カード会社に直接問い合わせる
  • 信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)に開示請求する(本人の借入状況をまとめて確認できる機関で、法定相続人による開示が可能です)

残債がある場合の対応

相続人は原則として残債を引き継ぎます。対応は大きく2つです。

  • 相続財産から支払う
  • 相続放棄を検討する(原則として相続を知った日から3か月以内)

借金が多い可能性がある場合は、預金を使ったり遺品を処分したりする前に、専門家に相談することをおすすめします。なお、残債に気づかずに返済してしまうと、相続を承認したとみなされ、相続放棄ができなくなる場合があります。

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借金や残債があるかもしれない場合は、先にご相談ください

リボ払い・分割払い・キャッシングなどの残債がある場合、相続放棄を検討すべきケースがあります。

相続放棄には原則3か月の期限があり、先に預金を使ったり、借金を返済したりすると、手続きに影響する可能性があります。

カードの残債や他の借入れが不安な場合は、手続きを進める前に一度ご相談ください。

 相続放棄が必要か相談する

STEP 4|カード会社に連絡して解約する

ポイントの確認・残債の把握が終わったら、解約手続きを進めます。

一般的に必要なもの

  • 死亡の事実が分かる書類(除籍謄本など)
  • 相続人であることが分かる書類(戸籍謄本など)
  • カード番号

手続きはカード会社によって異なります。電話で受け付けているところが多いですが、書類の郵送を求められる場合もあります。

注意点

  • カードをハサミで切るだけでは解約になりません。必ずカード会社に連絡してください
  • 複数枚ある場合は、1枚ずつカード会社に連絡が必要です
  • 年会費が発生するカードは、解約が遅れるとその分費用がかかることがあります

クレジットカードの手続きは自分でできる。ただし、それ以外は専門家へ

クレジットカードの解約手続きは、相続人がご自身で進められることが多い手続きです。

一方で、相続手続き全体を見ると、ご自身で進めることが難しい手続きが多くあります。

手続き自分で?
クレジットカードの解約○ できる
公共料金・サブスクの解約○ できる
預金の相続手続き△ 銀行ごとに書類が違い、複数あると煩雑
遺産分割協議書の作成△ 不動産があると複雑・専門家推奨
相続登記(不動産の名義変更)× 専門家(司法書士)への依頼を推奨
相続放棄× 期限・手続きとも専門家への依頼を推奨
クレジットカード解約や公共料金の解約は自分でできる一方、預金の相続手続き・遺産分割協議書・相続登記・相続放棄は専門家への相談が望ましいことを整理した表

特に、預金の解約・遺産分割協議書・相続登記は、書類の種類・金融機関ごとの手続き・期限の管理など、一般の方には負担が大きい手続きです。 カードの解約を自分で進めながら、これらは早めに専門家に相談することをおすすめします。

〔あわせて読みたい:相続発生後にやること全部まとめ|自分でできる手続きと専門家が必要な手続き〕(近日公開予定)

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よくある質問

Q 亡くなった方のクレジットカードをそのまま使い続けてもいいですか?

いいえ、使用できません。多くのカードでは、会員本人が亡くなるとカードを利用できなくなります。気づかずに使用してしまうとトラブルになる可能性があります。早めにカード会社に連絡してください。

Q カードを解約すると、公共料金や携帯料金はどうなりますか?

カード払いにしていた料金は、カード解約後に支払い方法の変更が必要になることがあります。電気・ガス・水道・携帯電話・サブスクなど、毎月の引き落としを確認してから解約手続きを進めると安心です。

Q ポイントを相続人が引き継ぐことはできますか?

カード会社によって対応が異なります。ポイントの移行・換金・相続を認めていないケースが多いため、まずカード会社に確認することをおすすめします。解約前に残高と利用可否を確認してください。

Q リボ払いやキャッシングの残高が分かりません。どう確認すればいいですか?

カード会社に直接問い合わせるほか、信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)への開示請求で確認できる場合があります。借金が多い可能性がある場合は、相続放棄の期限にも注意が必要です。

Q クレジットカードはいつ止めればいいですか?

早いほうが安心です。ただし、自動引き落としの内容を確認してからでないと、止めた後にサービスの支払いが滞ることがあります。また、ポイントの確認と残債の把握を先に済ませてから解約手続きを進めると、漏れが出にくいです。

Q 年会費は死亡後も発生しますか?

カード会社や契約内容によりますが、解約手続きをしない限り契約が残り、年会費が発生する可能性があります。早めにカード会社へ連絡することをおすすめします。

Q カードの解約はいつまでにすればいいですか?

法律上の期限はありませんが、自動引き落としが続いている場合や年会費が発生するカードは早めの対応が必要です。また、残債の有無によっては相続放棄の期限(3か月)との兼ね合いがありますので、早めに確認することをおすすめします。

まとめ

  • 亡くなった方のクレジットカードは家族でも使用不可
  • 自動引き落としを確認し、各サービスの支払い方法を変更する
  • 解約前にポイント残高と利用可否を確認する。解約するとポイントが失効するケースが少なくない
  • 残債(リボ・キャッシング)は通帳だけでは分かりにくい。カード会社や信用情報機関で確認する
  • 残債に気づかずに返済すると相続放棄ができなくなる場合があるため、借金がある可能性がある場合は先に専門家へ相談
  • カードの解約手続き自体は相続人が進められるが、相続手続き全体は専門家のサポートが必要なものがある

相続手続き全体でお困りの方へ

「カードに残債があるかもしれない」「相続放棄をした方がよいか分からない」「不動産や預金の手続きをどう進めればいいか分からない」という方は、早めに全体の整理をしておくと安心です。

クレジットカードの解約はご自身で進めていただけますが、預金の相続手続き・遺産分割協議書の作成・相続登記は、専門家への依頼をおすすめします。 手続きの種類・期限・必要書類は案件ごとに異なるため、まず現状を整理するところから始めましょう。

吉原合同事務所では、相続手続き全体の流れを整理し、何から手をつけるべきかを優先順位とともにご案内します。「まず全体像だけ把握したい」という段階でも対応できます。

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